面接の舞台裏と面接突破の秘訣

転職

面接なんだけど、いろんなこと聞かれた!

実際面接官ってどんなことを考えているの?

どんな対応をしたらいいの?

面接っていろんなことを聞かれますよね。

ここでは面接の舞台裏と面接の回答のコツをお伝えします!

面接の舞台裏

 実際に面接では、いろんなことを聞かれます。本当にたくさん聞かれて気が滅入るほどです。。。

 自己紹介、志望動機など基本的なことから、「弊社のサービスを良くするには?」などちょっとその場で考えて答える必要があるものなど幅広いです。

 私自身は、転職経験者だけでなく実際にベンチャーでは、採用責任者をしたことがありますので、両方の側面から考えて、面接ではどのようなことを問われているか分かる立場です。そのため採用者側の立場で考えると、私の実体験では、面接では、3つのポイントが問われているように思います。

「組織フィット感」「志望度」「一貫性(筋道立てて答えられていること)」です。

 実際面接官の立場に立ってみると、全然違う景色になります。まず書類選考時点で、スキルがあるかどうか?(活躍できそうかどうか?)を履歴書や職務経歴書を見て判断します。「おっ、このひとは、過去に募集要項に記載の職務経験がありそうだな。しかも5年もある。会ってみようかな?」「経営企画人材を探しているが、このひとは未経験であるものの、近しい経験をしているな。実際に会ってみようかな?」のような感じで、書類選考を通します。

 その上で、面接で確認したいことは当然ですが、「本当にそんな実績があるのかな?」「未経験であるけど、きちんと業務についていけるかな?」を確認します。それが、自己紹介や職務経歴書に沿った確認です。例えば、「あなたはXXの経験がありますが、具体的に何をしてきましたか?」とか「失敗体験と成功体験を教えてください」とかです。

 スキルの確認がひととおり終えて、組織のフィット感がありそうだと思ったら、「本当に入ってくれるかな?」と「志望度」を確認していきます。「志望動機を教えてください」や「なぜ弊社なのですか?」「他社の選考はいかがですか?」などです。組織に合って活躍してくれそうで、入ってくれそうなら、面接の通過率は上っていきます。このようにして面接の合否が分かってきます。そして、その全てに一貫性があるかも無意識に確認を取っています。話の流れが自然だったか、嘘を言っていないか?、違和感がなかったか?などですね

 つまり、「組織に合っていて、活躍してくれそうで、入りたそう」ということが分かったら、内定が出やすくなるということですね。その濃度が高ければ高いほどに内定が出やすい印象です。

面接の秘訣

 では、実際、みなさんが面接の場で意識していくことはといいますと、たった1つで、

「質問に対して、しっかり答えること」

という点のみ意識していただければと思います。

 と言いますのも、「質問に対して、しっかり答えること」というのは、「組織フィット感」を一番伝えられます。また、「一貫性」も担保できます。そして、貴社に入りたいという「志望度」を伝えることも出来るので、「組織に合っていて、活躍してくれそうで、入りたそう」という採用の3要件を満たすからです。

 そもそもとして、「質問に対して、しっかり答えること」が出来ない人が非常に多いです。「数学が好きですか?」という質問に対しての回答は「数学が好きです」か「数学が嫌いです」か「数学の好き嫌いはどちらでもありません」の3択になりますが、焦って「英語が好きです」というような回答をするケースがあります。

 面接の現場に即していえば、「前職でホームページ作成に従事されていたと職務経歴書に書いておりましたが、実績はどうでしたか?」ということであれば、「私の担当は絵コンテ(全体設計)を作ることでした。納期を守るように意識しており、その点については誰にも負けていません」というような回答です。

 面接官は、実績を聞いているのですから、「絵コンテ(全体設計)を担当しておりました。1か月の納期で3個作ることができ、クライアントのホームページが開設して2週間でクライアントが売り上げを作れました」というような回答が出来ることが大事です。

 そうすると、「ふつう2週間で売り上げを作ることはむつかしいのに、なぜできたのですか?」と、相手から質問が来るのは自然です。「実は、同時にクライアントへ広告予算を通しており、早期の売り上げを出せるように裏で提案をしていたからです」のように、質問に対して回答出来ます。

 気持ちが焦っていたりちょっと気持ちが高ぶったり、面接準備があまり出来ていないと、ついつい「答えたいこと」を答えてしまいますが、「相手の質問の意図をくみ取って、その意図に対してしっかり答えること」を出来るようになっていただければと思います。

 このように回答できる人は、「しっかり回答できるし、指示を与えてもうまく対応してくれそうだな」とか「仕事を任せても期待に応えてくれそうだな」と思ってくれます。変な回答をすると「この人は身勝手な回答をしていて、任せられないし信頼できないな」と思ってしまいます。言い換えれば、「質問に対して、しっかり答えること」これだけを意識していれば、面接通過率がぐっとあがります。

ちょっと高度な話、、、

 今から伝えることは若干高度な話ですが、このように、きちんと質問に対して答えられていれば、徐々に相手も固い面接から、やわらかい面接(若干程度あたたかみがある)ような雰囲気になってくることがあります。

 圧迫面接や厳しい面接の場合は、とにかく最後まで「質問に対して、しっかり答えること」に注力する必要がありますが、面接官次第では、和やかになることがあります。その場合は、志望動機など志望度を問うている質問の最後、ちょろっと素のある言葉を入れるとうまく自分や自分の気持ちが伝わります。

 例えば、面接で温まってきたら、「そういえば、出身が一緒ですね」とか「その気持ち私にも分かります」のように、相手が和やかに返してくる時があります。その時には、「ちょっと方言が出てましたか??」とか、「ありがとうございます。(ちょっとだけ気持ちを盛り上げて)ここでは過去の反省踏まえて、改善した仕事ぶりで頑張ります!」のような感じで、若干個性を出すと、相手はひととなりを分かってくれます。

 あまりに出しすぎたら「組織フィット感」が崩れますから、ベースはしっかりしながら、場を和ますような感じで、ほんのちょっとだけ素を出してみるということが出来れば、「ひととなりは正直そうだし、組織フィット感もあるし活躍してくれそう」と相手が素の自分で評価するだけでなく、逆に自分も「素の自分でみとめてくれた」と通過したときに感じます。そのため、より気持ちを高めて次の面接や、職場に臨むことができるようになります。

20代は年収アップやサラリーマンでやりたいことをやりきるために転職をしました。30代になりプライベートも両立できるようにワークライフバランスを考える転職をしました。

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